SAP HANAのDesign-time objectとRun-time objectの違い
そもそもオブジェクトとは?
SAP HANAアプリを構成する構築材料を開発オブジェクトという。例えば、プロジェクト、パッケージ、スキーマ、プロシージャ、データモデルなどなど。
全開発オブジェクトはHANA Repositoryと呼ばれるストレージシステムに格納される。
Design-time environmentの主たる構成物は、SAP HANA Repositoryなのだ。
SAP HANA Repositoryに格納されている全開発オブジェクトは、最初はDesign-time object。このobjectを有効化するとrun-time objectに変わる。これは実行可能なオブジェクトである。
参考
https://answers.sap.com/questions/9889095/what-is-the-designtime-object.html
追記修正予定
パッケージ・移送ルート・移送レイヤーについて
パッケージ
開発物(テーブル、データエレメントなど)をまとめたもの
移送ルート
移送の方向を決定するもの。開発機からテスト機へ、移送ルートを事前作成しておく必要がある。
移送レイヤー
パッケージと移送ルートを結びつけるもの。
以下関係性
開発物<->パッケージ<->移送レイヤー<->移送ルート<->システム
参考
https://answers.sap.com/questions/10313149/transport-layer-and-objects.html
Solman7.2インストール後実施作業
1.システムのバックアップ
SAP関連のディレクトリ全部なので、実業務だとOS含め丸ごとバックアップが簡単でいいかな。一応、必須ディレクトリも書いておく
データベース関連ディレクトリ
/usr/sap
移送ディレクトリ
<SID>admユーザのホームディレクトリ
ウィンドウズOSディレクトリ
rootファイルシステム
2.ユーザ作成
3.ライセンスインストール
4.OSSとの接続設定
5.プロファイルインポート、オペモード、TMS設定、標準ジョブ設定、プリンター定義、ログオングループ作成
6.言語移送
7.SPS、カーネルパッチ、DBアップグレード適用
8.本番機クライアント作成
9.Ensure user security and create a basic authorization concept
10. 定期バックアップスケジュール
追記予定
AWS上のOS及びSAPインスタンスの自動起動を試みる
先輩社員の退職に伴い、AWS上のインスタンスが起動しっぱなし。従量課金制なので、自動で起動停止するようにしたい。お金も浮くし、そのお金でSolmanを構築するインスタンス獲得交渉材料にする。
残っている資料によれば、必要なのはAnsible, Cloudwatch, System Managerの3つかな...
Ansibleとは
構成管理ツールの1種。Ansibleが、対象サーバーに任意のユーザでログインし、playbookを実行。playbookは、複数のモジュールを組み合わせて実行する命令文のようなもの。
疑問点:
AnsibleでAWSインスタンスの起動は可能なのか?可能ならどうやって?
対象サーバの停止がないけど...?
全体像(ざっくり):
Ansibleサーバの起動(System Manager)
対象サーバの起動(System Manager)
SAPインスタンスの起動停止(System Manager + Ansibleのコマンド)
Ansibleサーバの停止(System Manager)
って感じかな~
のちに追記予定
参考: